anesth-kpum
anesthesiology, kyoto prefectural university of medicine 京都府立医科大学麻酔科学教室
院生研究抄読会 8月4日（月） 担当：向井先生
Racial differences in human platelet PAR4 reactivity reflect expression of PCTP and miR-376c.
Edelstein LC1, Simon LM, Montoya RT, Holinstat M, Chen ES, Bergeron A, Kong X, Nagalla S, Mohandas N, Cohen DE, Dong JF, Shaw C, Bray PF.
PMID: 24216752 [PubMed – indexed for MEDLINE]
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24216752
様々な疾患における人種による病態生理の違いはこれまでも様々に指摘されてきているが、その機序については未だに分かっていないことも多い。この論文ではアテローム血栓形成における人種間の病態生理の違について血小板のトランスクリプトームに焦点をあてて解析し、PCTP(phosphatidylcholine transfer protein)やmiR376cの発現量の差がこの人種差に大きく影響している可能性高いとしている。遺伝的要素による転写後発現調節の差が人種差を生じさせている可能性を示した論文です。